NETIS登録情報
新技術名称:ブロック塀基礎スペーサー(木枠用・鉄ベース枠) 登録番号:KT-200067-A
用途
- ブロック塀基礎用の樹脂スペーサー。
(鉄ベース枠用・木製型枠用)
特長
台直し作業撲滅- 安定したかぶりが確保できるのでブロック積みの際の台直し(※1)を撲滅できます。
- 型枠と配力筋が固定されるため、段取り筋(※2)とサイコロが必要なく鉄筋を組む手間が大幅に短縮されます。
- 鉄ベース枠と組み合わせることで境界際での作業(15㎜でも施工可能)が可能となります。
下記画像のように鉄ベース枠の折り返しを内側に向けて設置することで、より境界線での施工ができます。
※1 鉄筋の位置に誤りがあった際、鉄筋を曲げることまたは基礎を削る壊すなどして位置を修正すること。原則禁止とされている。
※2 構造上必要ではないが、鉄筋を組み立てるために土中に打ち込む。錆びるため使用が禁止されている。
品名 | ブロック塀基礎スペーサー65X67・85 鉄ベース枠用(100個入) | ブロック塀基礎スペーサー65X67・85 木枠用(100個入) |
---|---|---|
品番 | 8210630 | 8210629 |
入数 | 100 | |
梱包形態 | ダンボール 480x420x310(H) |
ダンボール 480x420x335(H) |
材質 | 樹脂 | |
サポート | カタログ(2.7MB) |
ブロック塀の規定について
- 現在の建築基準法では、ブロック塀の高さは「2.2m以下」と定められており、控え壁が必要となっています。 (1.2m以下の場合は法令上では不要) ※建築基準法施行令62条の8 この法令は1981年に改正されたものであり、それ以前に建てられたブロック塀は適法でないものもありますが、設置当時は適法であったため「既存不適格」という状態で、法的に規制することができません。 しかし、2018年6月の大阪北部地震の際に発生したブロック塀倒壊事故を機に、ブロック塀の安全性について関心が高まっています。また、政府は避難道路にあるブロック塀などを耐震診断義務化の対象とするため、「改正耐震改修促進法施行令」を2018年11月30日に公布、2019年1月1日に施行しました。(弊社調べ) 今後も、ブロック塀・ブロック塀施工には更なる安全性が求められます。
これからのブロック塀の施工は「施工性の向上」、「品質の確保」が大きな課題となります。
「ブロック塀基礎スペーサー」は、これらの問題を一挙に解決する商品です!
断面図(鉄ベース枠用)
※基礎スラブ150mmの場合の参考値になります。
■かぶり厚表 | ||||
配力筋D10 × 縦筋D10 | 配力筋D13 × 縦筋D10 | 配力筋D13 × 縦筋D10 | 配力筋D13 × 縦筋D13 | |
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A | 64 | 64 | 61 | 61 |
B | 64 | 61 | 64 | 61 |
C | 65.5 | 64 | 62.5 | 61 |
施工手順(木枠用)
1.砕石を転圧し、レベルを出します。 (±10mm程度)
2.スペーサーを約1m間隔で仮置きし、木枠を差し込みます。木枠の端部を切り取ってサイズを調整し、通りの水糸に合わせながら杭で固定します。 (ユニット鉄筋の場合は3.の後に杭で固定します。)
3.スペーサーの溝に配筋します。配力筋と型枠が一体化し、全方位のかぶり厚が均一になります。 ※基礎スラブ150mmの場合
4.生コン打設を行います。生コンに押されて鉄筋が動くことがありません。
5.養生を経て完成となります。
施工手順(鉄ベース枠用)
1.砕石を転圧し、レベルを出します。 (±10mm程度)
2.あらかじめ鉄ベース枠に剥離剤を塗っておきます。 スペーサーを約1m間隔で仮置きし、鉄ベース枠を差し込みます。鉄ベース枠同士の重ねを約120mm以上確保して、サイズ調整を行います。鉄ベース枠は通りの水糸に合わせながら杭で固定します。 (ユニット鉄筋の場合は3.の後に杭で固定します。)
3.スペーサーの溝に配筋します。配力筋と型枠が一体化し、全方位のかぶり厚が均一になります。 ※基礎スラブ150mmの場合
4.生コン打設を行います。生コンに押されて鉄筋が動くことがありません。
5.養生を経て完成となります。
現場写真
株式会社 豊栄工業様(福岡県) | |
有限会社 三和建設様(埼玉県) | |
こんな施工にも
有限会社 葉月建設様(愛媛県) | |
ブロック塀基礎以外にも、布基礎のスラブ(ベース)の施工時に使用できます。 ※樹脂スペーサー:布基礎のスラブ(ベース)施工用の鉄ベース枠専用スペーサーです。 |
他にもたくさんの現場で採用されています。 | |
NETISとは
NETIS(New Technology Information System:新技術情報提供システム)とは、新技術の活用のため、 新技術に関わる情報の共有及び提供を目的として、国土交通省によって整備されたデータベースです。 NETISは、国土交通省のホームページで一般にも公開されております。有用な新技術情報を誰でも 容易に入手することが可能で、平成28年6月時点で約5,000件の申請情報が登録されています。