INTERVIEW

NSPの
若き
リーダー

05

技術 [開発課]

山下 莉公

工学部卒/2020年入社

技術 [開発課]

工学部卒/2020年入社

山下 莉公

気配り名人 気配り名人

企画部門からの依頼を

もとに開発がスタート。

私は、開発課で、自社製品の改良や新規開発を担当しています。NSPでは、全国の営業がお客さまの声を積極的にヒアリングしており、私のいる本社には、そうした声をもとにした製品改善の要望や新商品の開発提案がたくさん届けられます。本社の企画部門はそれらの要望・提案を受け、開発に取り組む製品を検討。そして企画部門からの依頼を受けて、私がいる開発課で実際の設計を行っていきます。案件は既存製品のサイズ変更するなど、数ヶ月で終わるものから、試行錯誤を繰り返して、数年かけて開発するものまでさまざま。私は学生時代に機械工学を専攻していたので、図面作成や加工技術に関しての基礎知識はあったものの、入社当時は製品や業界知識に乏しく、わからないことだらけ。しかし、上司や先輩にフォローしていただきながら、簡単な図面直しなどを担当していくうち、徐々に本格的な製品開発なども任せていただけるようになりました。今後はさらに幅広いスキルを身につけ、今度は自分が新しく入ってくる後輩たちをフォローできるような人材になっていきたいです。

良いものづくりは、

良いコミュニケーションから。

営業職においてはもちろんですが、技術職でもコミュニケーション能力は非常に重要です。技術職は、営業と違ってお客さまと直接やりとりをする機会はあまりありません。しかし開発を行う際には、企画部門や製造部門と綿密に打ち合わせを重ねて、調整を繰り返しながら進めていく必要があります。私はもともと人と話すのがあまり得意ではなく、お世辞にもコミュニケーション能力が高いとはいえないのですが、だからこそていねいに話を聞き、「なぜ、どういう意図でこの話をしているのか」などを正しく捉えられるように心がけています。そうして、製作に関わる方々やその先にいるお客さまの要望を的確に捉えて、より良い製品を開発していければと考えています。

The Story of Surprises

発想の転換で
課題を解決!

工事箇所を囲うバリケードの用途などとして使われる「フェンス支柱」と呼ばれる鉄製の支柱を改良するプロジェクトでした。鉄のポールを2つジョイントして1本の支柱とした上で、地面に垂直に立て、支柱に付いているフックに横棒を渡して囲い(フェンス)を形成していくのですが、従来のフェンス支柱はフックの位置を調整することができなかったので、横棒の高さを変えることができませんでした。それを、横棒の高さを調整できる仕様に変更するというのが今回のミッションです。最初に作ったのは、フックを複数個付けて、引っ掛けるフックを選べるようにしたもの。一時は「これで完成!」と喜んだのです が、これだと、完全な新製品、新しいラインナップの商品となります。しかし、さまざまな事情から今回は、現在出回っている大量の既存製品をそのまま活かせるものの方が良いということになり、ゼロから再度開発し直すことに…。そこでアプローチをまったく変え、支柱自体を改良するのではなく、鉄のポールをジョイントする際に、ポールとポールの間に取り付けて高さ調節ができる部品を開発。これにより、従来の製品を継続して活用でき、さらに高さも自由に調整できるようにしました。これはなかなか我ながら「そうきたか!」と言ってもらえる解決策だったのではないかと思います。

工事箇所を囲うバリケードの用途などとして使われる「フェンス支柱」と呼ばれる鉄製の支柱を改良するプロジェクトでした。鉄のポールを2つジョイントして1本の支柱とした上で、地面に垂直に立て、支柱に付いているフックに横棒を渡して囲い(フェンス)を形成していくのですが、従来のフェンス支柱はフックの位置を調整することができなかったので、横棒の高さを変えることができませんでした。それを、横棒の高さを調整できる仕様に変更するというのが今回のミッションです。最初に作ったのは、フックを複数個付けて、引っ掛けるフックを選べるようにしたもの。一時は「これで完成!」と喜んだのですが、これだと、完全な新製品、新しいラインナップの商品となります。しかし、さまざまな事情から今回は、現在出回っている大量の既存製品をそのまま活かせるものの方が良いということになり、ゼロから再度開発し直すことに…。そこでアプローチをまった

く変え、支柱自体を改良するのではなく、鉄のポールをジョイントする際に、ポールとポールの間に取り付けて高さ調節ができる部品を開発。これにより、従来の製品を継続して活用でき、さらに高さも自由に調整できるようにしました。これはなかなか我ながら「そうきたか!」と言ってもらえる解決策だったのではないかと思います。

フェンス支柱

お客さまはもちろん、

後工程のことも考えた製品開発を。

私たちが作った試作品は、試していただいたお客さまからの反応や社内各所の分析などを経て、自社製品のラインナップとして加えるかどうか判断されます。量産化が決まった際には、その製品をどのように生産していくか、生産準備を行うのも私たちの役割のひとつ。私もこれまで自分が開発したいくつかの製品が量産化されることになり、生産準備工程を経験しました。あらためて痛感したのが、設計をする際には、お客さまが使いやすい製品を設計するという視点だけでなく、製造部が作りやすい設計をするという視点を持つことが重要だということ。たとえば「ここは手間のかかる溶接加工ではなく、曲げ加工にすればもっと作りやすくなる」など、製造の観点から考えた配慮を設計に盛り込むだけで、生産コストや時間を大幅に削減できることもあるのです。これからもお客さまはもちろん、製造工程からも「よく考えられた図面だ」と言ってもらえるような設計をめざしたいと思います。

MY SNAPSHOT

わたしのスナップショット

MY SNAPSHOT

わたしのスナップショット

休日はゲームでリフレッシュ。
アクションゲームで
ストレス解消しています!!

休日はゲームでリフレッシュ。
アクションゲームで
ストレス解消しています!