スチールリスト社製 チルトローテータ FAQ
取り付けに関して
チルトローテータの取付可能なユンボの機種は?
アタッチメント配管の装備がある油圧ショベルであれば取付け可能です。
日立建機製の重機に取付けられますか?
取り付け可能です。国内で取付実績がございます。詳しくは弊社営業所までお問い合わせください。
コベルコ建機製のショベルに取り付け出来ますか?
取り付け可能です。しかし、エンコン社製のチルトローテータをオプション設定されているため、弊社での取り付け実績はございません。
キャタピラー(CAT)製のパワーショベルに取り付け出来ますか?
取り付け可能です。国内で取付実績がございますが、自社ブランドのチルトローテータをオプション設定されています。
コマツ製のバックホーに取り付け出来ますか?
取り付け可能です。国内で取付実績がございます。詳しくは弊社営業所までお問い合わせください。
ヤンマー製のミニショベルに取り付け出来ますか?
取り付け可能です。取付可能機種など詳しくは弊社営業所までお問い合わせください。
ミニユンボに取り付け出来ますか?
取り付け可能です。取付可能機種など詳しくは弊社営業所までお問い合わせください。
キャノピー仕様でも取り付け出来ますか?
5本配管仕様で取り付け可能です。但し、Xコントロールシステムはジョイスティックとコントロールパネルが非防水のため、キャノピーは4ホースシステム(ジョイスティックや、コントロールパネルが付属しないタイプ)のみとなります。
建機がオフセットブーム機ですが、取付できますか?
共用配管があれば取付可能です。ただし、標準機に比べブームが中折れする分ブーム・アームの重量が増え重量バランスが悪くなりますので、お勧めは致しません。
チルトローテータの取り付けは自分で行えますか?
チルトローテータの取付には、油圧ホースの製作も含め、油圧配管作業を伴うため、建機ディーラー様又は建機のメンテナンスが可能な販売会社様で取り付けされる事をお勧めいたします。また油圧ホースの口金や、アダプターなどがドイツ工業規格(DIN規格)になっているため、予め油圧ホース業者様等にて取り寄せが必要になる事もございます。取付作業時間は、概ね2.5日間位必要となります。
チルトローテータが取り付け可能な建機サイズは?
3トン~30トンまで各クラスの対応機種がございます。
選定方法は、こちらをご覧ください。
操作・仕様
フットペダルで傾きや回転を制御できますか?
5本配管機用の4ホースシステムのみ可能です。但し、ペダル操作ではチルトローテータの微妙な操作は難しいので、比例制御スライドスイッチ式ハンドル仕様を推奨しています。
フットペダルのない油圧ショベルにも利用できますか?
フットペダルがない場合、アタッチメント用配管がないと思われます。チルトローテータを含むアタッチメントの取付は出来ません。
水中でも使用できますか?
チルトローテータ本体が水没する状況での使用はできません。
雨に濡れても操作系は大丈夫ですか?
Xコントロールシステムのジョイスティックとコントロールパネルは非防水の為、雨に濡れると故障の原因になります。
クイックカプラ無しでも使用することはできますか?
可能です。頻繁にチルトローテータを着脱しない場合は、クイックカプラなし(直付け)をお勧めします。
クイックカプラ取付けのメリット・デメリットは?
メリットは、チルトローテータの着脱を頻繁にする場合、チルトローテータをワンタッチで着脱できる事です。
デメリットはクイックカプラを使ったアタッチメントの取付規格は、ヨーロッパの「S規格」の為、国内で流通しているアタッチメントは取付部を改造しないと取付けできません。また油圧ショベルにクイックカプラ専用の油圧配管をアタッチメント配管とは別に装備する必要がありコストアップになる点、アームの先端の重量が重く長くなる点など費用対効果で考えると、頻繁にチルトローテータを着脱しない場合は、直付けをお勧めします。現在使用中のバケット(作業ツール)は、そのまま利用できますか?
油圧ショベルに標準装着されているバケットはチルトローテータへの取付は出来ません。 チルトローテータに取付け可能なバケットや作業ツールの取付部はヨーロッパ規格(S規格)となります。 またチルトローテータの専用バケットは、360度回転や45度傾きをしてもバケットの刃先が見易い様に切込みが深いデザインで、バケットの材質にはスウェーデン鋼のハルドックスを使用する事で軽量でかつ、耐摩耗性は一般的な鋼材の3倍以上あります。
チルトローテータを直付けした場合、バケットのワンタッチ脱着は可能ですか?
可能です。チルトローテータは全機種にアタッチメントカプラというバケットを含む作業ツールをワンタッチで着脱できる装置が標準装備されています。バケットは幅広の法面バケット・標準バケットの形状に近い掘削バケット、形状が細バケットに近い溝掘削バケットの3種類がよく使用されています。チルトローテータのメリットであるワンタッチ着脱を生かし、この3種類バケットを掘削現場に持ち込み、作業に合わせて付け替えて使用します。例えば、堅い地盤で掘削の際は溝掘削バケットを使用し最初に耕した後、幅の広い法面バケットで排土を行う事で、作業効率の向上が図れます。
チルトローテータとマシンガイダンスを併用することはできますか?
チルトローテータがX12以上の機種以上(4ホースシステムはオプションで回転センサーを取付ける事が必要)で且つ、マシンガイダンスで、スチールリスト社製チルトローテータに対応した機種の場合、マシンガイダンスとの連携は可能です。連携にはオプション機器が追加で必要となります。詳しくは弊社営業所までお問い合わせください。
アスファルトカッターで路面をカットすることはできますか?
アスファルトカッターは動力駆動ではないので、油圧ショベルで押し付けて切る事ができる程度の薄いアスファルトにのみ使用可能です。コンクリートカッターとは別物とお考え下さい。
用語説明
共用配管とは?
ブレーカーやグラップル等、油圧駆動のアタッチメントを使用するための1系統2本の油圧配管です。複動配管や1ATT配管とも呼ばれます。操作装置はペダル式が多いです。
5本配管とは?
主に解体・林業用のアタッチメントを使用する油圧ショベルに装備される、2系統4本+ドレイン1本の計5本の油圧用配管です。操作装置は2ペダル式や左右ハンドルに比例制御のスライドスイッチ式があります。
グリッパーとは何ですか?
物を挟むための装置です。通称「カニツメ」と呼ばれることもあります。バケット装着時でも使用が可能で、玉石撤去、伐根、埋設管の撤去など、従来の人力作業の軽減が可能になります。
Xコントロールシステムとは?
共用配管付仕様の油圧ショベルへの取付けが可能で、専用の操作装置が付属するチルトローテータの仕様です。
4ホースシステムとは?
5本配管付仕様の油圧ショベルへの取付けが可能で、操作装置は油圧ショベルの操作装置を使用するチルトローテータの仕様です。
その他
操作指導は行ってもらえますか?
可能です。別途指導料を頂いております。 操作は簡単です。油圧ショベルをご利用された経験がある方であれば、短時間で操作を覚えていただくことができます。
チルトローテータのメーカーは複数ありますか?
チルトローテータの活用は北欧が盛んで、新車油圧ショベルの約8割に取付けられています。 世界的にスチールリスト社、エンコン社、ロトチルト社、オイルクイック社が有名です。
チルトローテータのレンタルは行っていますか?
弊社ではレンタルは致しておりません。
中古品は取り扱っていますか?
弊社での取り扱いは致しておりません。
チルトローテータのカタログはもらえますか?
弊社ホームページよりダウンロードいただけます。カタログ現品が必要な場合は、お問合せよりお申し込み願います。
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