NETIS旧登録情報
新技術名称:下水道管埋設用NSPパイプサポート
旧登録番号:CB-120012-A
特長
- 従来品より約5Kgの軽量化を実現し、作業能率がアップします。
- 管の勾配・通りを予め設定でき微調整可能なため勾配・通り設定が容易・正確に行えます。
- 足場の悪い現場、特に地下水等の多い施工が困難な現場に最適です。
- 土嚢を作る必要がないので、作業能率が大幅にアップします。
- 管の固定にはラチェット式ベルトを採用しており、管を確実にしっかりと固定出来ます
- 太陽光などで反ってしまった塩ビ管を修正しながら埋設できます。
- 土の中に杭や土嚢等を残すことがない為、環境汚染の心配がありません。
- 土嚢や杭などによるパイプへの偏荷重がかからない為、パイプの破損が大幅に減少します。
パイプサポートはさまざまな施工方法に対応致します。各種の施工手順を紹介します。
パイプレーザーでの施工方法
パイプサポートのターゲットをレーザーに合わせることにより、パイプの埋設位置を決めるので、パイプ設置が楽に出来ます。
1.パイプレーザーを使いパイプサポートをおおよその位置に取り付け、パイプホルダーを専用ターゲットを見ながら上下左右に移動させ正確な位置に固定します。
2.パイプをラチェット式ベルトでパイプサポートにしっかりと固定します。
3.パイプレーザーのターゲットでパイプの位置を確認します。→施工方法4へ
オートレベルとトランシットでの施工方法
パイプ位置をパイプサポートのネジで上下左右調整することで、素早くより正確に敷設出来ます。
1.パイプサポートをおおよその位置に設置し、パイプをラチェット式ベルトでしっかりと固定します。
2.トランシットを使用し、通り芯を確認します。その際管芯器と下げ振りを併用します。下げ振りに合わせて、パイプサポートの左右位置決めハンドルにて通りを確定します。
3.オートレベルを使用して高さを決めます。管上にスタッフを立て直接高さを読みながら、パイプサポートの上下位置決めハンドルでパイプの位置を固定します。
→施工方法4へ
丁張りでの施工方法
パイプ位置をパイプサポートのネジで上下左右調整し、水糸に合わせることで、素早くより正確に敷設できます。また、土嚢や杭は必要ありませんので、作業能率アップにつながります。
1.図のように水糸を逃して張ります。(図の寸法は一例です。)
2.パイプサポートを設置し、パイプをラチェット式ベルトでしっかりと固定します。
3.通りと高さを水糸で確認して調整します。→施工方法4へ
施工方法4~
4.砂をパイプの天端付近まで埋め戻し、専用バイブレーターでしっかりと締め固めます。
5.測量器でパイプの位置を確認し、砂をパイプ天端プラス15~20cm埋め戻します。
6.パイプを固定していたベルトの端を上に引っ張りサポートとパイプの固定を解除し、サポートを取り外します。後は通常通り所定の深さごとに埋め戻し締固めを繰り返します。
施工方法に合わせて、パイプ固定位置が変えられます。
パイプホルダーの取り付け向きを変えることにより、縦ネジの中心に対して芯振り位置にパイプを固定することで可能です。
芯振り位置では水糸をパイプの中心位置にセットできるので、水糸を横に逃す必要がなく、通りや高さの確認作業が楽に行えます。(写真は200用ALパイプホルダー)
清掃等でベルトをはずす場合は、図のようにラチェットのロックを人差し指で抑えながら外側へ広げ、ベルトを引いてください。
ベルトがはずしにくい場合
パイプサポート撤去時に、ベルトを手で引いても留め金具が外れにくい場合は工具などを使用して、はずしてください。
図のように留め金具と受け金具の凸部分の間に工具等を挿入し、上へ引き上げ留め具をはずしてください。ハンマー等で叩くと破損する恐れがありますので、ご注意ください。
品名 | 重量(kg) | 内容 |
---|---|---|
AL2型パイプサポート65-142 | 7.40 | 土留材の内々65~142cmまでに使用可能です。 |
150用ALパイプホルダー | 0.27 | 塩ビパイプ径150φ用のパイプホルダー |
200用ALパイプホルダー | 0.37 | 塩ビパイプ径200φ用のパイプホルダー |
150用ALリブパイプホルダー | 0.30 | リブパイプ径150φ用のパイプホルダー |
200用ALリブパイプホルダー | 0.35 | リブパイプ径200φ用のパイプホルダー |
砂締めバイブレーター28DTK | 5.20 | 埋め戻し時の砂締めバイブレーター |
*その他のパイプサイズについては、各営業所までお問い合わせ下さい。