NETIS登録情報
新技術名称:ブロック塀基礎スペーサー(木枠用・鉄ベース枠) 登録番号:KT-200067-A

NETISとは

鉄ベース枠用

木枠用

用途

  • ブロック塀基礎鉄筋のかぶりを簡単・確実に確保するスペーサーです。
  • 型枠を自立させ、位置決めができます。

ブロック塀の規定について

     現在の建築基準法では、ブロック塀の高さは「2.2m以下」と定められており、控え壁が必要となっています。 (1.2m以下の場合は法令上では不要) ※建築基準法施行令62条の8  この法令は1981年に改正されたものであり、それ以前に建てられたブロック塀は適法でないものもありますが、設置当時は適法であったため「既存不適格」という状態で、法的に規制することができません。  しかし、2018年6月の大阪北部地震の際に発生したブロック塀倒壊事故を機に、ブロック塀の安全性について関心が高まっています。また、政府は避難道路にあるブロック塀などを耐震診断義務化の対象とするため、「改正耐震改修促進法施行令」を2018年11月30日に公布、2019年1月1日に施行しました。(弊社調べ)  今後も、ブロック塀・ブロック塀施工には更なる安全性が求められます。

これからのブロック塀の施工は「施工性の向上」、「品質の確保」が大きな課題となります。
「ブロック塀基礎スペーサー」は、これらの問題を一挙に解決する商品です!

商品の特長

ブロック塀基礎スペーサーには、3つの特長があります。①安定したかぶりの確保

    • 安定したかぶりを確保でき、台直し(※)作業を撲滅します。

※鉄筋の位置に誤りがあった際に、鉄筋を曲げるまたは基礎を削る、壊すことで位置を修正すること。原則禁止されている。②工期短縮

    • 型枠と配力筋が固定され、段取り筋(※)やサイコロが不要。鉄筋を組む手間が大幅に削減できます。

※構造上必要ではないが、鉄筋を組み立てるために土中に打ち込む。錆びるため使用が禁止されている。③境界際ギリギリの施工も可能

    鉄ベース枠と組み合わせることで、境界際15mmでの施工も可能となります。

姿図

鉄ベース枠用

品名 ブロック塀基礎スペーサー65X67・85 鉄ベース枠用(100個入)
品番 8210630
入数 100
材質 樹脂

木枠用

品名 ブロック塀基礎スペーサー65X67・85 木枠用(100個入)
品番 8210629
入数 100
材質 樹脂

断面図(鉄ベース枠用)

※基礎スラブ150mmの場合の参考値になります。

■かぶり厚表
  配力筋D10 × 縦筋D10 配力筋D13 × 縦筋D10 配力筋D13 × 縦筋D10 配力筋D13 × 縦筋D13
A 64 64 61 61
B 64 61 64 61
C 65.5 64 62.5 61
全方向60mm以上のかぶりを確保することができます!

施工手順(木枠用)

使用方法1

1.砕石を転圧し、レベルを出します。 (±10mm程度)

使用方法2

2.スペーサーを約1m間隔で仮置きし、木枠を差し込みます。木枠の端部を切り取ってサイズを調整し、通りの水糸に合わせながら杭で固定します。 (ユニット鉄筋の場合は3.の後に杭で固定します。)

使用方法3

3.スペーサーの溝に配筋します。配力筋と型枠が一体化し、全方位のかぶり厚が均一になります。 ※基礎スラブ150mmの場合

使用方法4

4.生コン打設を行います。生コンに押されて鉄筋が動くことがありません。

使用方法5

5.養生を経て完成となります。

施工手順(鉄ベース枠用)

使用方法1

1.砕石を転圧し、レベルを出します。 (±10mm程度)

使用方法2

2.あらかじめ鉄ベース枠に剥離剤を塗っておきます。 スペーサーを約1m間隔で仮置きし、鉄ベース枠を差し込みます。鉄ベース枠同士の重ねを約120mm以上確保して、サイズ調整を行います。鉄ベース枠は通りの水糸に合わせながら杭で固定します。 (ユニット鉄筋の場合は3.の後に杭で固定します。)

使用方法3

3.スペーサーの溝に配筋します。配力筋と型枠が一体化し、全方位のかぶり厚が均一になります。 ※基礎スラブ150mmの場合

使用方法4

4.生コン打設を行います。生コンに押されて鉄筋が動くことがありません。

使用方法5

5.養生を経て完成となります。

現場写真

株式会社 豊栄工業様(福岡県)
有限会社 三和建設様(埼玉県)

こんな施工にも

有限会社 葉月建設様(愛媛県)
ブロック塀基礎以外にも、布基礎のスラブ(ベース)の施工時に使用できます。 ※樹脂スペーサー:布基礎のスラブ(ベース)施工用の鉄ベース枠専用スペーサーです。
他にもたくさんの現場で採用されています。

鉄ベース枠

鉄ベース枠 ◎ブロック塀基礎スペーサーの施工には、「鉄ベース枠」をセットで使用すると便利です。

木枠より使いやすさ、たくさん! 鉄ベース枠のメリット

  • 剥離しやすく、脱枠が簡単です。
  • ベース枠同士を重ねて設置でき、サイズ調整が自在です。
  • 木枠のように切断する手間がかからず、工期短縮に貢献します。
  • 2t車の荷台半分のスペースで、約200m分の積載が可能です。
  • 厚みが1.6mmの薄型設計の為、境界際ギリギリでの施工を可能にします。
  • 軽量設計で、1枚当たりの重量は4.5kg(170H 2000パネルの場合)。
ベース枠高さ170H
品名 鉄ベース枠
2000パネル
鉄ベース枠
1125パネル
鉄ベース枠
625パネル
鉄ベース枠
300内コーナー
品番 8202032 8202033 8202034 8202035
入数 4枚 8枚 10枚 10枚
材質 亜鉛鋼板

※その他H210、H260の取り扱いもございます。詳しくは弊社営業所までご一報ください。

品名 鉄ベース枠 支持棒500(20本入)
品番 8325083
入数 20

NETISとは

NETIS(New Technology Information System:新技術情報提供システム)とは、新技術の活用のため、 新技術に関わる情報の共有及び提供を目的として、国土交通省によって整備されたデータベースです。 NETISは、国土交通省のホームページで一般にも公開されております。有用な新技術情報を誰でも 容易に入手することが可能で、平成28年6月時点で約5,000件の申請情報が登録されています。